【第10回】やっぱりあってよかった、手提げバッグ

裁縫

入園からしばらく経ち、園生活にも余裕が出てきたころ。
ふと「やっぱり手提げバッグが一つあると便利かも」と思う場面が増えてきました。毎日ではないけれど、プリントや工作などちょっとした荷物を持ち帰る日には、サッと取り出して使える袋があると安心です。

家の布箱を覗くと、お気に入りの赤い布がちょうど残っていました。せっかくなので裏地も手持ちの布から選び、思い立った勢いで“普段使いできる手提げバッグ”を作ることにしました。

今回は型紙を使わず、頭の中のイメージをそのまま形にすることに。以前なら「そんなの無理」と尻込みしていましたが、少しずつミシンに慣れた今なら挑戦できそうだと感じました。

こだわったのは 子どもが持ったときのサイズ感

  • 大きすぎず、小さすぎない
  • 出し入れしやすく、深すぎない
  • 手になじむ細めの持ち手
  • 持った時に引きづらない長さ

この4点を軸に寸法を調整しました。芯は使わず、やわらかな仕上がりにすることで軽くて扱いやすく、折りたたんで園バッグにも入れられるようにしました。

◆材料

  • 表地:お気に入りの赤い布
  • 裏地:手持ちの布(表地と色・柄のバランスを意識)
  • 持ち手用布:表地または無地でも可
  • 糸、アイロン、裁ちばさみ

◆作り方(簡易版)

  1. 生地をカット
    表地と裏地を同じ寸法にカット。子どもの身長や荷物の量を考え、必要に応じて大きさを調整。
  2. 持ち手作り
    布を持ち手用の長方形にカットし、両端をミシンで押さえ縫い。
  3. 袋部分を縫う
    表地と裏地をそれぞれ中表に合わせ、両サイドを縫う。
  4. 表に返す
    裏地と表地を中表に重ね、上端に持ち手を挟み込んでぐるりと縫う。
  5. 仕上げ
    表に返して形を整え、口部分を一周ステッチして完成。

とてもシンプルですが、日常使いには十分な強度と使いやすさです。

4.作ってみて感じたこと

思いつきで作り始めた今回の手提げバッグ。作業はあっという間で、完成品を手にしたとき「前よりできることが増えてる」と実感できました。

子どもに持たせてみてもサイズ感はちょうど良く、持ち手の幅も手になじみやすかったようです。園で荷物を受け取るときや、公園などのお出かけ時にも重宝していて、「やっぱり作ってよかった」と感じています。

  • サイズは持たせて確認:子どもの腕に通しやすく、底が地面につかない長さが理想。
  • 芯を入れず軽量化:小さな子どもには軽さが一番。
  • 布合わせを楽しむ:表地と裏地を違う色柄にすると開けたときの楽しさが増します。

市販品にはない“我が子サイズ”のバッグは、作る過程も使う瞬間も特別な時間になります。


今回は、園生活でふと必要性を感じた「手提げバッグ」を、家にある布でシンプルに仕上げたお話でした。
型紙を使わず挑戦できたのは、これまでの裁縫経験の積み重ねがあったからこそ。小さな達成感が、次の作品への意欲にもつながります。

次回は、子どもの普段使い用に作った“別のバッグ”をご紹介します。日常の中で「あると嬉しい」を叶えるアイテム作り、ぜひまた読みに来てくださいね。

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