第6回 白無地エプロンと帽子、改良バージョンをもう一度

裁縫

白無地エプロンと帽子、改良バージョンをもう一度

子どもが通っているモンテッソーリ系の園「子どもの家」には、ちょっとした布のきまりがあります。
「エプロンと帽子は白無地でお願いします」とのこと。

これまで好きな柄の布で、楽しく作ってきたエプロンや帽子。
今回はそのルールに合わせて、白無地セットに初挑戦——そして、実際に使ってみたことで見えてきた「もう少しこうしたい」をもとに、もう一度作り直してみました。


改良のポイントは「サイズ感」と「着やすさ」

使った布は前回と同じ、ほどよい厚みの白いブロード生地。
仕様だけ少し見直して、子どもの体にもっとフィットするように工夫しました。

今回の改良では、留め具をマジックテープからボタンに変更しています。
ちょうどその頃、子どもがボタンにはまっていて、「とめる」「はずす」の動作を楽しんでいたことも理由のひとつ。
さらにボタンにしておけば、成長に合わせて位置を変えるだけで使い続けられるという実用的なメリットもあり、長く使える工夫として取り入れました。


サイズ調整のポイント

  • エプロン丈を少し短くカット
  • 帽子のゴムは、きつすぎず・でも落ちてこないように
  • 帽子の高さもやや浅めに変更
  • 留め具をマジックテープ→ボタンに変更

作っているあいだも、「このくらいがちょうどいいかな?」と、何度も子どもにあてて確認しながら進めました。
「着て、動いて、ぴったり」を目指して、微調整を重ねたセットです。


無地だからこそ、丁寧に作る

白無地って、実はちょっと緊張します。
柄ものだと目立たなかった小さなズレや縫い目が、くっきり見えてしまうんですよね。
でもその分、「まっすぐ縫うこと」「端をきれいに仕上げること」を、あらためて丁寧に意識できた気がします。

完成したセットを見たときの、すっきりした達成感。
静かに「やったぞ」と思える、そんな喜びがありました。


改良バージョン|仕様メモ

使用布・材料

  • 生地:白ブロード(中厚)
  • ボタン:首元用、腰用に2つ(サイズ調整可能な位置に)
  • ゴム:帽子用に適度な長さ
  • ミシン、糸、アイロン、裁ちばさみ

エプロンの仕様

  • 首まわり・腰まわり:
     片側ひも+ボタン留めに変更(片結び不要)
     → ひも側にボタン穴を複数作成し、成長に合わせてボタンの位置を付け替えて調整できるように
  • ポケットなし
  • サイズ:子どもの身長約90cmに合わせて

帽子の仕様

  • 同じ白ブロードでシンプルに統一
  • 市販の白バイアステープが手元になかったため、白ブロード生地を使ってバイアステープを自作

帽子の作り方

参考にしたYouTube動画(こちら)に沿って作りました。
裁断・縫製・ゴム入れまでの流れがとてもわかりやすく、初心者にもおすすめです。

今回は市販の白いバイアステープが手元になかったので、同じ白ブロード生地を使ってバイアス布を自作しました。
無地だからこそ、色味や質感をそろえたい気持ちもあり、結果的に一体感のある仕上がりになって満足しています。


少しずつ、「にがて」から「たのしい」へ

最初は苦手だった裁縫。
それが、子どもの入園をきっかけに、少しずつ「たのしいな」「工夫してみようかな」と思えるようになってきました。

白い布を広げて、まっすぐ縫って、完成をイメージして。
そんな時間が、自分にとってのリフレッシュにもなっているように感じます。
気づけば、始めてから半年ほど。
ひとつひとつの経験が、ちゃんと積み重なっている気がしています。

次回は、この白いエプロンに合わせて作った、シンプルなランチョンマットについてお話ししようと思います。
「まっすぐ縫う」だけなのに、ちょっと奥深いアイテム。
よかったら、また読みにきてくださいね。

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