最近、お弁当袋やランチョンマットを作る合間にちょこちょこと本を読む時間があって、
『今日、誰のために生きる?』(出口治明・ひすいこたろう著)という本を読みました。
タイトルだけ見るとちょっと重そう?と思ったんだけど、読んでみたらすごく温かくて、
子育て中の今の私に、ちょうどいい言葉がたくさん載っていたんです。
「私が幸せだと、家族にも伝わる」って本当?
その中に、こんな言葉がありました。
「あなたが幸せに生きているだけで、あなたの周囲の人が幸せを感じる可能性が15%も高まる」
えっ!?と思って調べてみたら、これは実際に海外の大学(ハーバード大学やカリフォルニア大学など)で行われた研究の結果なんだそう。
つまり——
私がごきげんでいるだけで、家族や友だちも幸せを感じやすくなるってことらしいのです。
さらに驚いたのは、それが友人の友人にも伝わるっていう研究結果まであること。
幸せって、意外と「じわじわ伝染するもの」なんですね。
いつも通りに、今日も縫う
考えてみたら、わたしの今の暮らしは、わりとシンプル。
ミシンに向かって、子どもの使うものをひとつずつ手で縫って、
お茶を飲んで、本をめくって、子どもと話して……そんな日々のくり返しです。
でもその「ふつう」が、実はすごく大事なんだなって思えました。
今日もいつも通りでよかったなって。
誰かのために、でもまずは自分のために
「誰のために生きる?」って聞かれると、
まず子どもや家族の顔が浮かぶけど、
でもやっぱり、まずは自分をちゃんと大事にしたいなって思います。
自分が満たされていると、自然とやさしくなれるし、
そういう気持ちって、ちゃんと子どもにも伝わる気がするから。
幸せは、縫い目のあいだから伝わるかも
今日縫った白いエプロンも、なんでもないチェックのランチョンマットも、
一針ずつに「たのしいな」「元気でいてね」って気持ちがこもってる。
そういう小さな幸せが、
子どもや家族にそっと届いているといいな、と思いながら——
また明日も、ちくちく縫っていこうと思います。

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