1.はじめに
週1回から始まったお弁当の日。ところが園生活にも慣れた頃から回数が増え、「あれ?洗い替えが足りない…」という事態に。
そんなとき、「もう1セット作っておこう」と思い立ちました。
ミシンにも少しずつ慣れてきていたので、今回はお気に入りの布を使ってみることに。子どもと一緒に手芸屋さんへ行き、「これがいい!」と満面の笑みで選んでくれた生地で作ることになりました。この時点で、完成がますます待ち遠しくなります。
2.きっかけと工夫したポイント
今回作ったのは「お弁当袋」と「カトラリーケース」。
特にカトラリーケースは、お箸を使う機会が増えたことで、お箸とスプーンを分けて収納できる仕様にしました。内布は白にして中身が見やすく、さらにマジックテープ式で開閉も簡単。
お弁当袋は、初めて「まち作り」に挑戦。底を広げることで、お弁当箱と水筒が安定して入る形を目指しました。既製品にはないサイズ感や仕様を、自分の手で調整できるのは手作りならではの楽しさです。
3.お弁当袋&カトラリーケース|材料と簡易手順
◆使用材料
【お弁当袋】
- 表布:約縦30cm × 横55cm (お弁当サイズに合わせて変更して下さい)
- 裏布(必要に応じて) 今回は底の部分の布を2重にしました
- 紐:60cm × 2本(必要に応じて長さを調整して下さい)
【カトラリーケース】
- 表布(綿):約縦28cm × 横10cm(使用カトラリーに合わせ調整)
- 内布(白地):同寸
- マジックテープ(縫い付けタイプ):約5cm
◆お弁当袋の作り方(簡易版)
- 表布を中表に合わせ、袋状に縫い、縫い代を割る。
- 底に片側4cm程度のまちを作って縫う(参考動画)。
- 上部を三つ折りにして紐通し部分を作る。
- 紐を2本通し、両側どちらからでも絞れる形に。
◆カトラリーケースの作り方(簡易版)
- 表布と内布を中表に合わせ、縫い代1cmでぐるりと縫う(返し口あり)。
- 角を落として表に返し、返し口を閉じる。
- 半分に折ってポケット部分を縫い、2つの仕切りを作る。
- フタ部分にマジックテープを縫い付けて完成。

4.作ってみて感じたこと
お弁当袋は、ネットで作り方や作例を検索しながら進めたことで、初めての「まち作り」もなんとか形にできました。
カトラリーケースは、白い内布のおかげで中が見やすく、子どももすぐにお箸やスプーンを出し入れできています。
やはり「自分で出し入れしやすいサイズ・仕様」を意識するだけで、子どもの使いやすさはぐっと向上することを実感しました。
既製品は手軽で丈夫ですが、「好み」と「使いやすさ」に合わせられるのが手作りの魅力です。今回はそれを改めて強く感じる制作になりました。
5.これから作ってみたい方へ
- カトラリーケースは、中身が見やすい内布の色を選ぶ
- お弁当袋は、実際のお弁当箱に合わせてサイズを調整
- 紐は少し長めにして小さな手でも締めやすく
こうした小さな工夫で、毎日の使いやすさが大きく変わります。最初は難しそうでも、作り方はネットや本でたくさん見つかるので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。
まとめ
今回は、お弁当袋とカトラリーケースを作り足したお話でした。お気に入りの布で作ると持つだけで楽しくなり、毎日のお弁当時間もちょっと特別に。
手作りは「必要だから作る」だけでなく、「使う人の喜び」を形にできるのも魅力です。
次回は、「やっぱり手提げがあると便利かも」と思って作ったバッグについて。子どもサイズに合わせて工夫した手提げのお話をお届けします。ぜひまた読みにきてくださいね。
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