1.はじめに
入園からしばらく経ち、園生活にも余裕が出てきたころ。
ふと「やっぱり手提げバッグが一つあると便利かも」と思う場面が増えてきました。毎日ではないけれど、プリントや工作などちょっとした荷物を持ち帰る日には、サッと取り出して使える袋があると安心です。
家の布箱を覗くと、お気に入りの赤い布がちょうど残っていました。せっかくなので裏地も手持ちの布から選び、思い立った勢いで“普段使いできる手提げバッグ”を作ることにしました。
2.きっかけと工夫したポイント
今回は型紙を使わず、頭の中のイメージをそのまま形にすることに。以前なら「そんなの無理」と尻込みしていましたが、少しずつミシンに慣れた今なら挑戦できそうだと感じました。
こだわったのは 子どもが持ったときのサイズ感。
- 大きすぎず、小さすぎない
- 出し入れしやすく、深すぎない
- 手になじむ細めの持ち手
- 持った時に引きづらない長さ
この4点を軸に寸法を調整しました。芯は使わず、やわらかな仕上がりにすることで軽くて扱いやすく、折りたたんで園バッグにも入れられるようにしました。
3.材料と簡易作り方メモ
◆材料
- 表地:お気に入りの赤い布
- 裏地:手持ちの布(表地と色・柄のバランスを意識)
- 持ち手用布:表地または無地でも可
- 糸、アイロン、裁ちばさみ
◆作り方(簡易版)
- 生地をカット
表地と裏地を同じ寸法にカット。子どもの身長や荷物の量を考え、必要に応じて大きさを調整。 - 持ち手作り
布を持ち手用の長方形にカットし、両端をミシンで押さえ縫い。 - 袋部分を縫う
表地と裏地をそれぞれ中表に合わせ、両サイドを縫う。 - 表に返す
裏地と表地を中表に重ね、上端に持ち手を挟み込んでぐるりと縫う。 - 仕上げ
表に返して形を整え、口部分を一周ステッチして完成。
とてもシンプルですが、日常使いには十分な強度と使いやすさです。

4.作ってみて感じたこと
思いつきで作り始めた今回の手提げバッグ。作業はあっという間で、完成品を手にしたとき「前よりできることが増えてる」と実感できました。
子どもに持たせてみてもサイズ感はちょうど良く、持ち手の幅も手になじみやすかったようです。園で荷物を受け取るときや、公園などのお出かけ時にも重宝していて、「やっぱり作ってよかった」と感じています。
5.これから作ってみたい方へ
- サイズは持たせて確認:子どもの腕に通しやすく、底が地面につかない長さが理想。
- 芯を入れず軽量化:小さな子どもには軽さが一番。
- 布合わせを楽しむ:表地と裏地を違う色柄にすると開けたときの楽しさが増します。
市販品にはない“我が子サイズ”のバッグは、作る過程も使う瞬間も特別な時間になります。
まとめ
今回は、園生活でふと必要性を感じた「手提げバッグ」を、家にある布でシンプルに仕上げたお話でした。
型紙を使わず挑戦できたのは、これまでの裁縫経験の積み重ねがあったからこそ。小さな達成感が、次の作品への意欲にもつながります。
次回は、子どもの普段使い用に作った“別のバッグ”をご紹介します。日常の中で「あると嬉しい」を叶えるアイテム作り、ぜひまた読みに来てくださいね。
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