1.はじめに
子どもの入園準備を進めるなかで、毎回のように直面するのが「市販品がサイズに合わない」問題。特に我が子は小柄な体型のため、市販のエプロンはどれも長すぎたりぶかぶかだったり…。
「ぴったりのサイズがないのなら、自分で作ってしまおう!」
そう決めて、今回はじめて「本格的なエプロン作り」に挑戦することにしました。
2.きっかけと布選び
今回使う生地は、子どもが自分で選んだカラフルな動物柄。組み合わせるポケット布は濃い赤色です。
「これがいい!」と目を輝かせながら指差す姿に、私のやる気は急上昇。やっぱり一緒に作る物を選ぶ時間も楽しいものです。
3.立体物への挑戦と不安
ミシンには少し慣れてきた頃でしたが、ハンカチや袋物とは違い、エプロンは肩ひも・ポケット・裾のカーブなど、少し立体的な要素があります。
「ちゃんと形になるかな…」という不安も抱えながら作業スタート。
今回の手順は以下の通りです。
エプロンの作り方(私流初心者版)
- 型紙に合わせて身頃・ポケット・肩ひも・腰ひも部分を裁断
- 端処理(ジグザグ縫い)でほつれ防止
- ポケットを表地に縫い付け
- 子どもに当てながら長さを確認し肩ひも・腰ひもを作り、身頃に縫い合わせ
- 全体の形をアイロンで整えて完成
4.完成と子どもの反応
仕上がったエプロンを子どもに着せてみると、サイズはぴったり。
鏡の前で何度も着たり脱いだりしながら、「わーい!」「これ、すきー!」と笑顔を見せてくれました。
親としても、自分の手でぴったりサイズの物が作れた喜びは格別です。

5.予想外の落とし穴
ところが、園に持たせる直前になって「エプロンは白地限定」というルールがあることが判明…。
せっかく子どもと一緒に選んで作ったエプロンは、おうち用に回すことに。
「作る前に園のルールを確認する」――これは今回、一番痛感した教訓です。
6.新たな発見と課題
もうひとつ分かったのは、3歳の子どもにはエプロンの紐結びがまだ難しいということ。
次回作るときは、後ろをマジックテープやスナップボタンにするなど、着脱のしやすいデザインを考えようと思っています。
また、小柄な子ども用の場合、肩ひもの位置や丈をこまめに合わせながら作ることが大切。既成品をそのまま参考にせず「本人に合わせて調整する」ことがフィット感につながります。
7.同じ悩みを持つ方へ
市販の子ども用エプロンがサイズやデザインの面で合わないと感じている方は、ぜひ手作りにも挑戦してみてください。
初心者でも、直線縫い中心の構造なら作れる上に、「本人の好きな生地×ぴったりサイズ」で仕上げられます。作りながら必要な技術が自然と身につくのも魅力です。
ポイントまとめ
- 園や学校の使用ルールを事前確認
- 生地は子どもと一緒に選ぶと愛着もアップ
- 小柄さんには丈・身幅・ひもの長さをこまめにフィットチェック
- 着脱のしやすさも忘れずに
8.おわりに
今回のエプロン作りは、結果的にお蔵入りというオチでしたが、本格的な裁縫に挑戦できたこと、子どもと一緒に生地選びから関われたことは良い思い出になりました。
次回は「ズボンにポケットをつけてみた話」をお送りします。よかったらまた読みに来てくださいね。
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