石垣島旅行の後編では、海で出会った小さな生き物たちや、島ならではの体験、訪れたそれぞれビーチ巡りの思い出をご紹介します。
早朝の海とヤドカリたち
旅の後半、疲れているはずなのにいつも通りの時間に目が覚めた子どもたちと一緒にホテルの前のビーチを散歩しました。
滞在していたホテルの目の前には、透明度の高い美しい海が広がっていて、さやわかで気持ちの良い空気で、自然と心が落ち着きました。
朝は引き潮で水のない岩場にはカニやハゼなどの小さな生き物たちが、砂浜では小さなヤドカリたちが忙しそうに動き回っていました。
子どもたちと一緒に生き物の観察をしたり貝殻を拾ったりと私も一緒に大はしゃぎ。普段は見かけない生き物との出会いに、好奇心が止まらない様子でした。

「やいま村」でリスザルとふれあい体験
滞在中は台風は近づいていたので雨が降ることも。ホテルに着いた際にスタッフの方に教えていただいた「やいま村」へも行ってきました。石垣島の文化と自然を体感できるスポットでは貴重な体験ができました。
園内には昔ながらの赤瓦屋根の古民家が並び、沖縄の伝統的な暮らしを感じられる展示もあります。三線を演奏しながら歌ってくれる歌を聞いたり、太鼓を叩ける体験もできました。
マングローブもあり探検したり、見たことがないくらいのたくさんのカニも見れました。中でも子どもたちが特に夢中になったのはリスザルとのふれあい。
放し飼いにされているリスザルたち。タイミングが良くて餌やり体験をすることができました。餌を持っていない時は人に近づかないのに、餌を見つけるとすごい勢いで飛び乗ってくるんです!
最初は「かわいい〜!」と喜んで見ていたいた子どもたちも、実際に餌やりをすると腕や頭に乗ってくるリスザルに後ずさり。でもそれも含めて楽しい体験でした。
「こわかったけど、かわいかったね」と帰り道で話していた子どもたち。
こういう”ドキドキ”と”ワクワク”が旅の一番の思い出になるのかもしれません。




家族で巡ったビーチ、それぞれの楽しみ方
今回の旅では、いくつかのビーチにも立ち寄りました。
それぞれに特徴があり、同じ海でもこんなに表情が違うんだと驚かされました。
■ 底地(すくじ)ビーチ
訪れたのは午後だったため、ちょうど潮が引いていて泳ぐのは難しかったのですが、そのおかげで歩きながら、小さなカニや貝などをじっくり観察することができました。小さい子連れには、こうした”歩いて楽しむビーチ”もいいですね。

■ マエサトビーチ
人工ビーチとは思えないほどキレイで、シャワーや監視員も完備。安心して遊べるので、小さい子どもがいる家族には特におすすめ。白い砂浜と青い海をイメージしたようなビーチでした。ほどよく人もいて、にぎやかな雰囲気も楽しめました。

■ ホテル前の無名ビーチ
ホテルのすぐそばにある、名前のない小さなビーチ。
朝の散歩や夕方のひとときに、ふらっと訪れては静かな時間が流れる場所で、家族だけの特別な海遊びができた気がします。こちらは砂浜というより、珊瑚でできたビーチのようで歩く時は靴やマリンシューズがあると安心でした。

■ 川平湾(グラスボート)
前編でも少し触れましたが、雨でも体験できた川平湾のグラスボート。船底から覗く海の中には、色とりどりの熱帯魚やウミガメも。ここは遊泳ができませんが、泳がなくても海の世界を感じられるのは、子どもにとっても大人にとっても魅力的でした。

■ 大崎ビーチ
シュノーケリングを楽しむツアー客も多く、私たちも浅瀬で魚に出会えました。訪れた日は晴れていましたが風が強く少し波が高めでした。細かな砂浜だったので、裸足で歩いても気持ちの良いビーチでした。子どもたちは砂浜でたくさん砂遊びをしていました。


旅を終えて:また針と糸のある日常へ
旅の余韻に浸りながら、ふと考えたこと。
普段は家事や子育てにバタバタと過ごしていることが多いですが、こうして少し手を止めて、家族と自然の中で過ごす特別な時間は、心を穏やかにし、自分自身を満たしてくれる素敵な時間であったなと。
石垣島で見た海の青さ、感じた風、波の音、子どもたちの笑顔。
そのひとつひとつが、私の中に静かに積み重なって、いつかまた作品づくりのインスピレーションになるはずです。
「針を動かす日々」と「子どもと歩く日々」。
どちらも、私にとってかけがえのない大切な時間。
石垣島で見つけたたくさんの小さな宝物たちを胸に、また、日常へと戻っていこうと思います。
おわりに
今回は、夏休みに家族で訪れた石垣島の旅を前後編に分けてご紹介しました。
天気に左右されることもありましたが、それも含めてすべてが大切な思い出です。
これから石垣島を訪れる方、または家族旅行を計画している方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。


コメント