第5回 白無地のエプロンと帽子でお願いします──園のきまりに合わせて作ってみた

裁縫

子どもが通っているモンテッソーリ系の園「子どもの家」には、ちょっとした布のきまりがあります。

「エプロンと帽子は白無地でお願いします」とのこと。

これまで好きな柄で、エプロンや帽子を楽しく作ってきましたが、今回はそのルールに合わせて、真っ白なセットに初挑戦しました。


無地だからこそ、丁寧に作る

使ったのは、ほどよい厚みの白いブロード生地

帽子はいつもの三角型で、うしろにゴムを入れて頭にぴったりフィットするデザインにしました。

エプロンは、ポケットなし・肩ひもクロス型のシンプルなつくりです。

 

白無地って、実はちょっと緊張します。

柄ものだと目立たなかった小さなズレや縫い目が、くっきり見えてしまうんですよね。

でもその分、「まっすぐ縫うこと」「端をきれいに仕上げること」を、あらためて丁寧に意識できた気がします。

完成したセットを見たときの、すっきりした達成感

静かに「やったぞ」と思える、そんな喜びがありました。


作り方メモ|白無地エプロンとゴム入り帽子

使用生地・材料

  • 生地:白ブロード(中厚)
  • マジックテープ:約2cm幅を数cmずつ(首と腰部分用)
  • ゴム:帽子用に適度な長さ(後ろに入れてフィットさせる)
  • ミシン、糸、アイロン、裁ちばさみ

エプロンの仕様

  • 首:短いひも+マジックテープで着脱
  • 腰:片側ひも+マジックテープで留める仕様(片結び不要)
  • ポケットなし
  • サイズ:80~90cm程度を想定

帽子の仕様(参考動画に基づく)

  • 後頭部でゴムが入るフィットタイプ
  • 三角巾ではなく立体的な形(キャップのような雰囲気)
  • 白ブロードでシンプルに

エプロンの作り方(簡易手順)

  1. 本体を裁断する:
     エプロン本体・首ひも(短め)・腰ひも(片側のみ)をカットします。マジックテープを付けることを考慮して、端処理がしやすいよう縫いしろを1cm程度取っておきます。
  2. 端処理:
     各パーツの周囲にジグザグミシンまたはロックミシンをかけて、ほつれ防止。
  3. 肩・首まわりの処理:
     首ひもは片側のみ本体に縫い付け、もう一方はマジックテープで留められるようにします。端は内側に折り込んで縫い、テープ部分をしっかり固定。
  4. 腰まわりの処理:
     腰ひもも片側だけでOK。反対側にはマジックテープを本体につけ、片手で留められる設計にします。
  5. 仕上げ:
     全体のバランスを見ながら、マジックテープの位置や長さを調整し、しっかり縫い付けます。

帽子の作り方

参考にしたYouTube動画(こちら)に沿って作りました。
裁断・縫製・ゴム入れまでの流れがとてもわかりやすく、初心者にもおすすめです。

少しずつ、「にがて」から「たのしい」へ

最初は苦手だった裁縫。

それが、子どもの入園をきっかけに、少しずつ「たのしいな」「工夫してみようかな」と思えるようになってきました。

 

白い布を広げて、まっすぐ縫って、完成をイメージして。

そんな時間が、自分にとってのリフレッシュにもなっているように感じます。

気づけば、始めてから半年ほど。

ひとつひとつの経験が、ちゃんと積み重なっている気がしています。

次回は、この白いエプロンに合わせて作った、シンプルなランチョンマットについてお話ししようと思います。

「まっすぐ縫う」だけなのに、ちょっと奥深いアイテム。

よかったら、また読みにきてくださいね。

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